STORY12.「鹿背山の地で」
カーブを曲がるとそこは!アイハウスだった!!木津駅の方から車を走らせると突然、ログハウスが出現する。『ゆ〜ったりとした時間が流れる、そんな場所でお店をしたくて…。』そんな想いからこの鹿背山に店を開いた店主の伊藤さん。お店を始めて6年、建物の2階ではいろんなワークショップや今流行りの“スポーツ吹き矢教室”も開かれており、皆さん時を忘れ楽しい時間を過ごすことができるアットホームなお店だ。
はじめて交渉に訪れた時は『ミル弁参戦の話はちょっと待って欲しい』とおっしゃっていたが、すぐに参戦の連絡が。そして、早速「こんなミル弁作ります!」とイラストで送ってくださった。それだけでもワクワク!するようなミル弁。実際出来上がったらどんなミル弁になるのだろう。期待に胸を弾ませた。 取材に伺うと、そこに登場したミル弁は木津川市の野菜をふんだんに使用し、工夫に工夫を重ねたレシピだった。パリッパリッ!の天ぷら、鮭、ふき、きんぴらが盛り付けられているお茶漬け風ミル弁。『お店に集う方をイメージして、“ピクニック”にも、“畑仕事の合間”にも楽しんでもらえるミル弁にしよう』と、スタッフ全員で取り組まれたそう。
今では、『地元の方はもちろん、口コミで広がったお客さんが“おしゃべりの場”として3時間くらい楽しんで過ごしていかれる。』『和んで帰られると嬉しい』と笑顔で言われた。新興住宅地でもないこの地で、これほどまで地元の方に愛され、たくさんの人が集まり過ごしていかれるには、並やたいていの努力では無かったと思う。店主の心からのあたたかい想いがあるからこそ、そこにみんなが集まる素敵な空間になっているのだ。 私たちきづのもりも活動を始めて6年。店主の凄さを実感し、そんなお店が私たちと一緒に木津川市を盛り上げようと参戦してもらえることがとても嬉しかった。
そして、ついに迎えた「お茶の京都博」当日。店主とスタッフの方が朝早くから出来立てのほかほかミル弁を届けてくださった。『やっぱりおいしそう!』ミル弁は大好評!食べられなかった〜という方もおられるのでは? そんな方にも!お店一押しメニュー、これもまたスタッフ全員で考えられているという「鹿背山定食」。地元食材をふんだんに使用したこのメニューを食べ、のんびりとした鹿背山地区であなたも一息ついてみてはいかがだろうか。